プロフィール/写真
Baritone 与那城 敬/YONASHIRO Kei
兵庫県神戸市出身。
兵庫県立西宮高等学校音楽科ピアノ専攻卒業。
兵庫県学生ピアノコンクール最優秀賞。県知事賞。
兵庫県高等学校独唱独奏コンクールピアノ部門最優秀賞。
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。
大学卒業後声楽に転向。
桐朋学園大学研究科声楽専攻修了。
二期会オペラ研修所第46期本科修了。
新国立劇場オペラ研修所第5期修了。
第11回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2005」アジア予選代表としてドイツ本選出場。
第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位(1位なし)入賞。
平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。
第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。
08年CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。
新国立劇場研修所公演『ドン・ジョヴァンニ』タイトル・ロールで出演後、06年東京二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(芸術大賞受賞)グリエルモで二期会デビューし、小澤征爾塾特別コンサート『カルメン』エスカミリオ、北とぴあ国際音楽祭モンテヴェルディ『オルフェーオ』アポロ、レオンカヴァッロ生誕150周年シアターオペラ『道化師』シルヴィオ(読響)等で高い評価を得る。2008年9月、東京二期会『エウゲニー・オネーギン』オネーギン役に抜擢され、ペーター・コンヴィチュニー演出でも絶賛を浴び、同年11月には藤沢オペラ『メリー・ウィドー』にも主演。08/09年トヨタコミュミティーコンサート『ラ・ボエーム』マルチェッロ役、 09年2月、横須賀芸術劇場オペラ:パーセル『ダイドーとイニーアス』イニーアス、09年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール共催『トゥーランドット』、佐渡裕プロデュース『カルメン』など活躍が続く。
2010年には「NHKニューイヤーオペラコンサート」、新国立劇場シーズンオペラ『愛の妙薬』(新制作)ベルコーレ役、6月には新国立劇場創作委嘱作品〈世界初演・池辺晋一郎作曲〉オペラ『鹿鳴館』影山悠敏伯爵に抜擢された。2011年4月、東京二期会『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵(宮本亜門演出/デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)に出演し好評を博し、2012年2月、新国立劇場『沈黙』フェレラ、同7月、二期会創立60周年記念『パリアッチ/道化師』(新制作)シルヴィオ等、話題の公演への出演。同年11月、日生劇場開場50周年記念・アルベルト・ライマン『メデア』(日本初演)イヤソンでも難役を務めた。
コンサートソリストとしてもバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー及びソリストとして国内外の公演に参加したほか、東京オペラシティ「B→C」でも注目を浴びた。またバッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」(名フィル、山響)「戴冠ミサ」(東響)、メンデルスゾーン「エリア」(関西フィル)、フォーレ「レクイエム」(東響、新日フィルほか)、オルフ「カルミナ・ブラーナ」(東響、東フィル、大響)、マーラー「大地の歌」(東響、センチュリー)、ベートーヴェン「第九」(読響、東響、札響、九響ほか)等のソリストとして活躍しており、2012年9月、東京オペラシティ コンサートホール開館15周年記念公演(フェデリコ・モンポウ《インプロペリア》(指揮:アントニ・ロス・マルバ 東京フィル)、コンポージアム2015(カイヤ・サーリアホ『遥かなる愛』エルネスト・マルティネス=イスキエルド指揮)にも出演し高い評価を得ている他、2015-2016「東急ジルヴェスターコンサート」、「NHK名曲アルバム」、「BS-TBS日本名曲アルバム」や全国各地でのソロリサイタルでも大きな反響を呼んでいる。
最近では2016年北とぴあ国際音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、2017年二期会公演『蝶々夫人』シャープレス、シャルル・デュトワ指揮N響『カルメン』モラレス、千住明作曲オペラ『万葉集』ハンガリー公演、『ラ・ボエーム』マルチェッロ役(香港シティホール)、2018年「Voices of The Pacific Rim」(バンクーバー)、日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』アルフォンソに2019年宮本亜門演出『金閣寺』の溝口、20年グランドオペラ共同制作『カルメン』エスカミリオ、21年東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、22年新国立劇場シーズンオペラ『ばらの騎士』ファーニナル、23年『午後の曳航』塚崎竜二、24年東京二期会劇場『蝶々夫人』シャープレス等に出演。フランスバロックオペラでも北とぴあ国際音楽祭において、ラモー『プラテ』シテロン、『アナクレオン』タイトルロール、『レ・ボレアード』アダマス、アポロン、リュリ『アルミード』イドラオ、憎しみ等でレパートリーを拡げている。
コンサートでもベルトラン・ド・ビリー指揮(新日本フィル)「ドイツ・レクイエム」、飯森泰次郎指揮(関西フィル)「エリア」タイトルロール、熊川哲也率いるKバレエ(東フィル)「カルミナ・ブラーナ」(アンドレア・バッティストーニ指揮)、東響定期シマノフスキ「スターバト・マーテル」(クシシュトフ・ウルバンスキ指揮)等のソリストとして常に注目されている公演に出演している。
CDには2012年読響「第九」、2013年ファーストアルバム「FIRST IMPRESSION」(オクタヴィア・レコード)、2014年東響「カルミナ・ブラーナ」、2015年センチュリー「大地の歌」、2021年ハンサム四兄弟「HOME」などがある。